Vite + Reactの始め方|インストールから起動まで3分で完了【2026年版】
2024.4.25 2026.7.6
この記事は約3 分で読めます
2026年、React開発のスタンダードとなっている「Vite + React」。
完全未経験者向けに、インストールからbuildまでの手順を説明します。
JavaScriptの知識は不要です。
目次
筆者三好アキ(専門用語なしでプログラミング)
私について詳しくは → 自己紹介
create-react-appとVite + React
私は2021年から、Reactビギナー向けの入門教材を数多く作っています。
当初の教材では、React開発ツールとして「create-react-app」を使っていました。
「create-react-app」は機能がしぼられている分、React自体に集中でき、初心者には最適だからです。
しかし2026年現在、「create-react-app」は推奨されていません。
「create-react-app」のメンテナンスも2023年春から止まっています。
近年のReact開発では、「Vite + React」というものを使うのがスタンダードです。
本記事では、ビギナー向けに、この「Vite + React」のインストール方法と使い方の初歩を紹介します。
今回はJavaScriptを使いますが、TypeScriptを使う場合は下記記事を参考にしてください▼
「Vite + React」について
最初に「Vite + React」を簡単に紹介します。
従来まで使われていた「create-react-app」との最大の違いは、JavaScriptファイルをまとめる仕組みです。
Reactでは大量のJavaScriptファイルが使われています。
そのため、ブラウザでJavaScriptを実行する前に、それらを一度まとめてあげる必要があるのです。
この大量のファイルを束ねるプロセスは「バンドル」、そこで使われるツールは「バンドラー」と呼ばれます。
「create-react-app」では、Webpackというバンドラーが使われていました。
バンドラーにはWebpack以外にも複数ありますが、近年、日本を含め世界的にポピュラーなものがViteになります。
このViteをWebpackの代わりに使ったもの、それが「Vite + React」です。
Viteは処理能力が高いため、Webpackを使っている「create-react-app」と比べ、ファイルの変更をブラウザに反映させるまでの時間や、build実行時の待ち時間が大幅に短くなっています。
【 よりスピーディに、ストレスなく開発を進められる 】
これが「Vite + React」が支持を集める理由のひとつです。
それでは次に、「Vite + React」のインストール方法とbuildについて紹介をしていきます。
「Vite + React」のインストール方法
ターミナル上で、「Vite + React」をインストールしたいフォルダに移動します。
ここでは「ダウンロード」フォルダにいるものとします。
そして次のコマンドをターミナルに打ち、「Enter」キーで実行してください。
npm create vite@latest
ここで次のような表示が出ることがありますが、特に問題ではないので、「Enter」キーを押して次に進んでください。
Need to install the following packages:
create-vite@9.0.4
Ok to proceed? (y)
これ以降、質問がいくつか出てくるので回答していきましょう。
最初はこのアプリの名前で、これがフォルダの名前に使われます。
◆ Project name:
│ vite-project
└
名前は好きなものが使えます。
ここでは「first-react-app」と書きましょう。
◆ Project name:
│ first-react-app
└
「Enter」キーを押すと次の質問が出ます。
◆ Select a framework:
│ ○ Vanilla
│ ○ Vue
│ ● React
│ ○ Preact
│ ○ Lit
│ ○ Svelte
│ ○ Solid
│ ○ Qwik
│ ○ Angular
│ ○ Marko
│ ○ Others
└
Reactを使った開発をしたいので、キーボードの矢印キーで「React」を選び、「Enter」キーで決定します。
次は、開発言語/フレームワークとして何を使うかを決める質問です。
◆ Select a variant:
│ ○ TypeScript
│ ○ TypeScript + React Compiler
│ ● JavaScript
│ ○ JavaScript + React Compiler
│ ○ RSC
│ ○ React Router v7 ↗ https://reactrouter.com
│ ○ TanStack Router ↗ https://tanstack.com/router
│ ○ RedwoodSDK ↗ https://rwsdk.com
│ ○ Vike ↗ https://vike.dev
└
ここでは「JavaScript」とだけ書かれているものを選び、「Enter」キーを押しましょう。
次はnpmパッケージを一緒にインストールするかを問う質問です。「No」を選び、「Enter」キーを押しましょう。
◆ Install with npm and start now?
│ ○ Yes / ● No
└
次のような表示が出たら、セットアップは完了です。

ダウンロードフォルダを見ると、「first-react-app」フォルダが出来ています。
これをVS Codeで開きましょう(VS Codeにフォルダを直接ドラッグ&ドロップすれば開けます)。
中身は次のようになっています。

かつて使われていた「create-react-app」との主な違いは次の点です。
⚫︎ Reactファイルの拡張子が.jsではなく.jsxになっている
⚫︎ ファイル名がindex.jsの代わりにmain.jsxとなっている
⚫︎ index.htmlがpublicフォルダの外に置かれている
⚫︎ Viteの設定ファイルvite.config.jsがある
⚫︎ 起動コマンドがnpm startではなくnpm run devになっている
さて、先ほどの質問「Install with npm and start now?」では「No」を選びました。
なので、最初に「Vite + React」で必要なパッケージをインストールする必要があります。
VS Code上部メニューバーの「Terminal」から「New Terminal」を選び、VS Code下部にターミナルを出してください。
そこに、パッケージをインストールする下記コマンドを打ち、「Enter」で実行しましょう。
npm install
node_modulesが作成されます。
これはパッケージ関係のフォルダです。
これで起動コマンドであるnpm run devを実行すると、「Vite + React」が起動します。
しかし、その前にフォルダ内を整理しましょう。
なお「React + Vite」とよく一緒に名前が挙がるのがNext.jsです。
このNext.jsも本記事と同じように3分で使えます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください▼
React + ViteとNext.jsには、それぞれメリット/デメリットがあります。
目的ごとの適切な選び方は下記記事を参考にしてください。
「Vite + React」のクリーンアップ
まっさらな状態で始めたいので、不要なものを削除していきます。
srcフォルダを開き、その中のassetsフォルダ、index.cssを削除してください。
さらにpublicフォルダ内に入っているファイルは、favicon.svg以外はすべて削除しましょう。
次のようになります。

(*eslint.config.jsについてはこちらの記事を参照)
次はApp.cssを開いてください。
コードがすでに書かれているので、すべて消しましょう。
次のようになります。

次はApp.jsxを開き、ここでも同様に、書かれているコードをすべて消しましょう。
そして次のコードを書いてください。
// App.jsx
import './App.css';
function App() {
return (
<div>
<h1>こんにちは</h1>
</div>
);
}
export default App;
クリーンアップの最後がmain.jsxです。
main.jsxを開き、次のコードを消しましょう。
// main.jsx
import { StrictMode } from 'react'
import { createRoot } from 'react-dom/client'
import './index.css' // 削除
import App from './App.jsx'
createRoot(document.getElementById('root')).render(
<StrictMode>
<App />
</StrictMode>,
)
VS Code上部メニューバーの「File」→「Save」、もしくは「Command」+「S」で、各ファイルに加えた変更を保存しましょう。
これでクリーンアップが完了して、「Vite + React」開発を始める地ならしができました。
(*なおReactファイルで必ず使われているexport、importは多くのビギナーがミスをするところです。使い分けはこちらの記事をご覧ください。)
次は「Vite + React」を起動させましょう。
ターミナルにnpm run devを打ち、「Enter」で実行すると、次のように表示されます。

「create-react-app」の経験者は、この起動時間が「Vite + React」の方が短いことに気づいたと思います。
指定されているhttp://localhost:5173を開いてみましょう。
次のように表示されます。

VS Codeに戻り、App.jsx内の<h1>タグの文字列を、「さようなら」に変えて保存してみましょう。
ブラウザを見ると、表示も変わっています。
つまりApp.jsxのreturn横のカッコ( )内は、HTMLと同じ要領で編集できることがわかります。
これが「Vite + React」の使い方の初歩の初歩です。
とはいえ、ここで触れたのはコンポーネントの表示を書き換えるという、ごく基本の一歩だけです。
state、props、イベント処理など、Reactアプリらしい動きをつけるにはまだ多くの知識が必要になります。
次はReactアプリ公開に必要なbuildを行いましょう。
「Vite + React」のbuild方法
開発が完了し、オンラインで公開するときには「build」という作業を行います。
まず、ターミナル上で「control」を押しながら「C」を押して、「Vite + React」を停止させてください。
そして下記buildコマンドを打って、「Enter」キーで実行しましょう。
npm run build
「create-react-app」と比べ、「Vite + React」では、buildの完了までにかかる時間が非常に短いのが特徴です。
さて、distという新しいフォルダが生成されています。

これは「create-react-app」のbuild後に作られるbuildフォルダと同様のもので、distフォルダをNetlifyなどにアップロードすれば、アプリをオンラインで公開可能です。
ここまで終えたら、次は
「Vite + React」のセットアップとbuildまでが完了しました。
これで「React開発のスタートライン」に立てたことになります。
スタートラインに立てたということは、ここからが本番です。
次に学ぶべきことはなんでしょうか?
詳しくまとめたガイドがあるので参考にしてください▼
state、props、コンポーネント設計など、React本体の理解を体系的に進めたい方はこちらの教材をどうぞ▼

よくある質問
Q1 create-react-appはもう使えないのですか?
使えなくはありませんが、2023年春からメンテナンスが止まっています。
2026年現在、新しいプロジェクトで使うことを推奨されていないので、これからReact開発を始めるならVite + React一択です。
なおVite + Reactで作るアプリは、SPA(シングルページ・アプリケーション)と呼ばれるものです。
これはNext.jsアプリとは異なるものなので、違いを理解しておきましょう。
SPAについては下記ガイドを参考にしてください▼
Q2 Reactアプリでページを作るにはどうすればいいですか?
HTML開発時にはabout.htmlやblog.htmlというファイルを作れば、それがページになりました。
React開発では別の仕組みが必要です。
React RouterやTanStack Routerと呼ばれるツールを使って行います。
これらのツールはページを作る以外にも様々な便利な機能を提供しているため、Reactアプリでのページ生成時にはほぼ必ず使います。
しかし実は、React RouterやTanStack Routerを使わなくてもページの作成は可能です。
方法は下記の記事で紹介しています。
HTML開発時のように、ファイルをページとして使う方法はこちら▼
コードでページを生成・管理する方法はこちら▼
Q3 TypeScriptやJavaScriptをまだ学んでいなくても、Vite + Reactは使えますか?
使えます。
HTMLとCSSの知識があればReactの入門は可能です。
TypeScriptやJavaScriptの知識は、Reactに慣れたあとで少しずつ身につけていきましょう。
Reactを学び始めて難しく感じてきた方は、こちらのガイドも参考にしてください▼
Q4 フロントエンドの学習はどのように進めていけばいいですか?
React + Viteのセットアップができても、フロントエンド開発者として就職をしたり、フリーランス案件を獲得するにはまだ不十分です。
TypeScript、Next.jsといったより高度なツールのスキルも必須になります。
学習全体の流れを知りたい方は、こちらのロードマップを参考にしてください▼
Q5. 最新バージョンのReactについて知りたい。
最新のReactバージョン19や、新しいReactサーバーコンポーネントなどの機能を紹介したガイドがあります。
参考にしてください▼
Q6. 本記事はJavaScriptでしたが、TypeScriptはどのタイミングで学べばいいですか?
Reactの基本的な動かし方に慣れてきたタイミングがおすすめです。
本記事のようにまずJavaScriptで感覚をつかんでからTypeScriptに進むと、「なぜTypeScriptの記法が必要なのか」を実感しながら学べます。
とはいえ、JavaScriptからTypeScriptへの移行で、違和感を感じる人がいるのも事実です。
その理由と乗り越え方をまとめたガイドも参考にしてください▼
Q7. React入門から一歩進んで、AI時代にも通用するスキルを身につけるにはどうすればいいですか?
本記事で作ったのは、画面に文字を表示するだけの最小限のアプリです。
state、props、コンポーネント設計といったReact本体の理解、そしてReactで使うTypeScriptの知識を、正しい順番で身につける必要があります。
詳しくは下記記事をご覧ください▼
Q8. 独学をしていますが、停滞しています。どうすればいいですか?
独学でつまずく人は大勢います。
まずは「つまずくのは自分だけじゃない」ということを知っておいてください。
さて、同じReactやNext.jsを学んでいても、「どこでつまずくか」、「何を優先すべきか」は人によって異なります。
今の状況を教えていただければ、次に何をすればいいか、どう進めていけばいいかを個別にお答えします。
「この勉強法で合っているのかな?」という確認だけでも大丈夫です。
下のフォームからご連絡いただければ、三好アキが直接、目を通してお返事します(無料)。
送信が完了しました
お答えいただきありがとうございます。いただいたメールアドレス宛に確認のメールをお送りました。後ほど、三好アキより個別にお返事いたします。
学習のお悩み相談
プログラミング学習で今つまずいていること、困っていること......あなたの状況に合ったアドバイスを無料でご提供します。
次に読みたい記事特集











