フロントエンド学習ロードマップ(React・Next.js・TypeScript)
2025.8.21
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目次
• バックエンド入門

この記事の筆者:三好アキ
🟢 専門用語なしでプログラミングを教えるメソッドに定評があり、1200人以上のビギナーを、最新のフロントエンド開発入門に成功させる。
🟢『はじめてつくるReactアプリ with TypeScript』、『動かして学ぶ!Next.js/React開発入門(翔泳社/*韓国でも出版)』著者。
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amazon.co.jp/stores/author/B099Z51QF2
フロントエンド学習の順番
私はフロントエンド開発の教本を複数出しています。
25冊を超えているため、時折りいただくのが「おすすめの読む順番を教えてください」というお問い合わせです。
それを本記事で紹介していきます。
なお、ここで紹介している教材を始めるときの前提知識はHTML・CSSだけで大丈夫です。
(*大部分の本はKindle Unlimited(月額980円・2025年8月時)で無料で読めます。)
React入門の方法
現在のフロントエンドで最も需要があるのがReactです。
必須スキルといえるでしょう。
このReactはJavaScriptをベースに作られているため、JavaScriptの理解がまず必要とされます。
しかしReactがどのようなものであるかという「さわり」や「基本」を知るためなら、JavaScriptの知識は不要です。
HTML・CSSの知識で十分です。
React入門のハードルを限界まで下げ、HTML・CSSだけでReactを使うことができる教材が『はじめてつくるReactアプリ』になります。
はじめてつくるReactアプリ
【2025年3月改訂版発売。HTMLとCSSの知識だけで始められるReact開発。好評なハンズオン形式でスイスイ進める。最新のReact 19の情報もあり。】
2288 → 0円
React × TypeScriptがデフォルト
実は開発現場では「ReactをJavaScriptで書く」よりも「ReactをTypeScriptで書く」というのがデフォルトになっています。
TypeScriptを使うと、アプリの安全性と開発の効率が上がるからです。
つまりReact × TypeScriptが開発現場のマストなのです。
しかしTypeScriptに苦手意識を覚える人も多くいます。
特に、ReactをJavaScriptで使い始めた後でTypeScriptに移行したケースで苦手意識を持つ人が多い。
「それなら最初からReact × TypeScriptで始めよう」というコンセプトで書いたのが、『はじめてつくるReactアプリ』のTypeScript版です。
はじめてつくるReactアプリ with TypeScript
【発売から4年以上読まれ続けているReact × TypeScript入門書の決定版。2025年3月改訂版発売。】
2178円 → 0円
TypeScriptはJavaScriptの上位言語です。
そのためTypeScriptを使えるようになれば、JavaScriptも使えることになります。
最初から、開発現場で必須となっているTypeScriptで学ぶのがおすすめです。
バックエンド入門
Reactはフロントエンド側のツールです。
しかしフロントエンド担当であっても、最低限のバックエンドの知識は必要になります。
近年のアプリ開発は、フロントエンドだけで完結することがほぼなく、バックエンドとの連携作業が必ず発生するからです。
バックエンドの基礎の基礎を学びたい人向けの教材が『はじめてつくるバックエンドサーバー基礎編(Node.js & Express)』。
はじめてつくるバックエンドサーバー基礎編
【2時間でバックエンド開発の「初歩の初歩」を知りたいビギナーに最適の入門書】
2068円 → 0円
この本は「完全ビギナー」を対象にしているので、上記のReactの本を読んでいなくても進めていけます。
前提知識はHTMLだけです。
この本を終えると、バックエンドとフロントエンドの役割やAPIの仕組みがわかるようになります。
使用テクノロジーは、フロントエンド開発者に馴染みのあるJavaScriptをベースとしたNode.jsです。
この本には続編があります。
はじめてつくるバックエンドサーバー発展編(Node.js & Express & MongoDB)
【2024年9月改訂版リリース。ログイン機能を持った本格的なNode.jsアプリ開発を、ビギナー向けにわかりやすく解説】
2283円 → 0円
この「発展編」では「基礎編」で触れなかったバックエンドの重要な機能、ログイン管理やデータベースとの連携を解説しています。
基礎編・発展編の2冊をやり終えれば、フロントエンド・エンジニアとして知っておきたいバックエンドの知識が十分身につきます。
フルスタック開発に挑戦
ここまでの本をすべて読み終えたら、自分でフロントエンドとバックエンドの両方を開発するという大きなチャレンジをしてみましょう。
フロントエンドとバックエンドの両方を開発できるエンジニアを、「フルスタック・エンジニア」といいます。
そのガイドをするのが『MERNでつくるフルスタックアプリ(前編・後編)』です。
MERNでつくるフルスタックアプリ(前編・後編)
【React、MongoDB、Node.js、Expressを使った本格アプリの開発手法がわかる入門書】
2090円 → 0円
「MERN」とはフルスタック・アプリ開発でよく使われる定番テクノロジーの頭文字をつなげたもので、MongoDB(データベース)、Express(Node.jsのフレームワーク)、React、Node.jsのことを指します。
しかし実は、現在ではこのように複数のテクノロジーを使わずともフルスタック・アプリが作れてしまいます。
Next.jsというものがあるからです。
最重要のNext.js
Next.jsは、現在のフロントエンド開発の主流となっている最重要ツールです。
しかしこのように書くと、「フロントエンドの必須テクノロジーはReactじゃなかったの?」と混乱する人がいると思います。
ReactとNext.jsの違いは何なのでしょうか?
Next.jsはReactをベースに作られており、一般的に「Reactフレームワーク」と呼ばれます。
つまり、JavaScriptをベースにReactが作られており、そのReactをベースとしてNext.jsが作られているのです。
ここで多くの人が疑問に思うのが、「なぜReactの上にさらにもう一段フレームワークがあるのか」という点です。
「なぜReactで十分ではないのか?」という疑問です。
上記の本でReactを実際に使ってみると、Reactで使える機能が実は最低限であるのがわかると思います。
アプリで必要な機能を実装するには、様々な外部ツールを個別に用意する必要があるのです。
それなら、「多くのReactアプリで必要となる機能をすべて最初からまとめて用意したスターターキットがあれば便利なのでは?」と考えるのは自然です。
そこで開発されたのがNext.jsで、現在の開発現場ではNext.jsを使うことが主流になっています。
Next.jsを使うと、フルスタック・アプリもNext.jsだけで開発ができます。
その方法を紹介するのが『Next.jsでつくるフルスタックアプリ(前編・後編)』です。
Next.jsでつくるフルスタックアプリ(前編・後編)
【2025年1月リリース。最新のNext.jsをつかった本格アプリの開発手法がわかる入門書】
2838円 → 0円
(この本にはデータベースにMongoDBを使ったものと、Supabaseを使ったものの2種類があります。開発現場で人気があるのはSupabaseです)
*なお翔泳社から出ている『動かして学ぶ!Next.js/React開発入門』も内容はほぼ同一で、Next.jsを使ったフルスタック・アプリの開発方法を紹介しています。
Next.jsでは、Reactの発展的な機能もフル活用できます。
その一つがServer Actionsと呼ばれるもので、これを使うと「フロントエンド」「バックエンド」と分けることなく、効率的にフルスタック・アプリと同様の機能を実現できます。
これを紹介をするのが『Next.js Server Actionsでつくるフルスタックアプリ』で、Next.jsをより高度に使いこなせるようになります。
Next.js Server Actionsでつくるフルスタックアプリ
【2024年11月リリース。少ないコードですばやく本格的なフルスタックアプリを開発する方法を紹介】
2838円 → 0円
教材を終えた後に何をするか
ここまでに紹介した教材をすべて終えたら、React、TypeScript、Next.js、Node.jsという、現在のフロントエンド開発で最も求められているスキルを一通り経験できたことになります。
しかしこれらの教材はすべて「入門編」のため、就職や案件の獲得のためには、より高度な知識とスキルが必要になります。
学習を継続していきましょう。
*なお、ReactとTypeScriptについては以下の教材を用意してあります。ぜひご利用ください。
• 【類のない教材】TypeScriptマスター with React
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