
【Biomeとは?】PrettierとESLintをひとつにまとめたツールの使い方(ビギナー向け)
2026.4.16
この記事は約2分で読めます
2026年の開発現場で目にすることが増えた『Biome』。
ビギナー向けに、Biomeの使い方を分かりやすく紹介します。

筆者:三好アキ(専門用語なしでプログラミング)
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Biomeの簡単な紹介
コードの整形やエラーチェックには、PrettierとESLintが広く使われています。
• Prettier
→ コードの「見た目」を整える(詳しくはこちら)
• ESLint
→ コードの「ルール違反やバグ」を指摘する(詳しくはこちら)
どちらも便利なツールですが、それぞれインストールして別々に設定する必要があり、少し手間がかかりました。
そこで近年注目を集めるのがBiome(バイオーム)です。
Biome(バイオーム)とはいわば、「Prettier + ESLint + プラスアルファ」というツールです。
Biomeで何が変わるの?
PrettierとESLintを使う場合、次のことが必要です。
• 2つの拡張機能をVS Codeに入れる
• 2つのパッケージをプロジェクトにインストールする
• settings.json、.prettierrc、eslint.config.jsなど複数のファイルで設定する
Biomeを使うと次のようになります。
• 1つの拡張機能をVS Codeに入れる
• 1つのパッケージをプロジェクトにインストールする
• biome.jsonという1つのファイルで設定する
設定の手間が大幅に減るのです。
Biomeはなぜ速いの?
Biomeには「速い」という特徴もあります。
JavaScriptで書かれたPrettierやESLintと比べ、Rustで書かれたBiomeは実行スピードが高速です。
大きなプロジェクトになるほど、この差が体感しやすくなります。
Biomeの使い方
下記URLを開き、VS Codeにインストールします。
次にパッケージをインストールします
npm install --save-dev --save-exact @biomejs/biomeインストール後、次のコマンドで設定ファイルを自動生成できます。
npx @biomejs/biome initルートにbiome.jsonが作られ、デフォルトで中身は次のようになっています(記事執筆時点)。
// biome.json
{
"$schema": "https://biomejs.dev/schemas/latest/schema.json",
"organizeImports": {
"enabled": true
},
"linter": {
"enabled": true,
"rules": {
"recommended": true
}
},
"formatter": {
"enabled": true,
"indentStyle": "space",
"indentWidth": 2
}
}• "linter" → ESLintに相当する設定
• "formatter" → Prettierに相当する設定
• "organizeImports" → importの順番を自動で整理する機能
"recommended": true にしておけば、一般的なルールが自動で有効になります。
最初はこのままで十分です。
なお、Biomeをデフォルトのコード整形ツールとして設定するには、.vscode/settings.jsonに次のように書きましょう。
{
"editor.defaultFormatter": "biomejs.biome",
"editor.formatOnSave": true
}Prettierの記事で書いた設定と構造は同じです。
"editor.defaultFormatter"を"biomejs.biome"に変えるだけです。
PrettierやESLintから移行する場合
すでにPrettierやESLintを使っているプロジェクトにBiomeを導入する場合、次のコマンドで設定を自動変換できます。
npx @biomejs/biome migrate eslint --write
npx @biomejs/biome migrate prettier --write既存の設定を読み取って、biome.json上に書き換えてくれます。
完全に移行できないルールもあるので、移行後はよく確認をするようにしましょう。
よくある質問(Q & A)
Q1. BiomeはPrettierやESLintの代替になる?
ほとんどのケースでは代替になります。
ただし、ESLintはエコシステムが非常に充実しています。
特定のフレームワークや用途に特化したルールが必要な場合、ESLintの方が適切なこともあるでしょう。
「複雑なロジックチェックはESLint、基本的な整形と高速化はBiome」と分けているケースもあります。
しかし個人開発やビギナーの学習用途であれば、Biome1つで十分対応できます。
Q2. Biomeはどんなファイルに対応している?
Biomeは、フロントエンド開発でよく使われる多くのファイル形式に対応しています。
たとえば次のようなファイルに使えます。
• JavaScript(.js)
• TypeScript(.ts)
• JSX/TSX
• JSON
• CSS
• HTML
• Markdown
ReactやTypeScriptを使う開発であれば、ほとんどのファイルをカバーできると考えて大丈夫です。
Q3. Biomeは小さなプロジェクトでも使う意味がある?
あります。
Biomeは設定がシンプルなので、小さなプロジェクトでもすぐに使い始められます。
特にこれからPrettierやESLintを初めて導入する場合は、最初からBiomeを選ぶことで設定の手間を減らせます。
Q4. Biomeは将来的に主流になる?
Biomeは近年急速に注目を集めているツールですが、現在はまだ発展途中の部分もあります。
特にESLintは長年使われてきた実績があり、豊富なプラグインが存在します。
そのためすぐに完全に置き換わることはないですが、Biomeは設定がシンプルで機能がまとまっているため、新しいプロジェクトでは採用される機会が増えています。
これから覚えておく価値の高いツールの1つと言えるでしょう。
Biomeという新しいツールを学んだこの機会に、現在のフロントエンドの学習ステップも確認してみましょう。
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✤ 筆者 ✤
三好アキ(専門用語なしでプログラミング)
「専門用語なし」のメソッドで1,200人以上のビギナーをフロントエンド開発入門に成功させる。翔泳社『動かして学ぶ!Next.js/React開発入門』(韓国でも出版)など著書30冊以上。Amazonベストセラー1位複数回獲得。
法人・チーム向けのReact研修講座も行っています ▶︎ 詳しくはこちら