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【2分でわかる】APIとは?

pen-icon2023.12.19

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この記事の筆者:三好アキ


🔹 Amazonベストセラー1位を複数回獲得している『はじめてつくるReactアプリ with TypeScript』著者。

🔹 自身のJavaScript挫折経験をもとに、HTMLとCSSの知識だけで本格的なアプリ開発を始められる入門書を多数執筆中。合計著作は22冊を超える。

🔹 専門用語なしでプログラミングを教えるメソッドに定評があり、1200人以上のビギナーを、最新のフロントエンド開発入門に成功させる。


Amazon著者ページはこちら → amazon.co.jp/stores/author/B099Z51QF2



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よく耳にする「API」

ウェブやプログラミングの勉強をしていると、「API」という言葉をよく耳にします。

「API」とは何かを説明するには、何よりも実物を見てもらうのが一番でしょう。

APIの実例 1

下記リンクを開いてください。これがAPIと呼ばれるものです。

https://nextbook-fullstack-app-folder.vercel.app/api/item/readsingle/6544de037786109292871b67

ブラウザの半分ほどの大量の文字が表示されます。

image

これだと見にくいので、改行と色をつけて見やすくしたものが下図になります。

image

(このような整形はJSON FormatterというGoogleエクステンションや、「JSONフォーマット」のようなオンラインサービスで可能です)

これがAPIです。

とはいえ「これがAPIです」と言われても、一体このページに表示されているものが何かよくわからないので、いまいち納得できないと思います。

なので、次は下記URLを開いてください。

https://nextbook-fullstack-app-folder.vercel.app/item/readsingle/6544de037786109292871b67

「メガネ」のアイテムが表示されるページが表示されます。

image

このページにはメガネの画像とともに、価格や説明文などが書かれており、メガネを販売するショップのページのようです。

ここで思い出してもらいたいのは、データが大量に表示された先ほどのページです。

あのデータをよく見てみると、一番上に次のような文字が見えます。

"title":"メガネ","image":"/img1.jpg","price":"5500"

ここで再びメガネのアイテムページを見てましょう。

すると、「メガネ」という名前(title)と、「¥5500」という価格(price)が同じなのがわかります。

image

APIの実例 2

もうひとつ、別の例を見てみましょう。下記URLを開いてください。

https://nextbook-fullstack-app-folder.vercel.app/api/item/readall

image

これも整形して表示すると次のようになります。

image

次に下記URLを開いてください。

https://nextbook-fullstack-app-folder.vercel.app/

image

先ほど見た「メガネ」とともに、「色えんぴつ」や「リング」などのアイテムが表示されています。

ここで先ほどのデータが大量に表示されているページをよく見てみると、ここでも次のようなデータが見えます。

"title":"色えんぴつ","image":"/img2.jpg","price":"1500"
"title":"リング","image":"/img3.jpg","price":"2200"

これらは各アイテムのデータと合致しています。

image

対応関係にあるページ

ここまで見た2つの例で明らかなように、データが表示されているページと、アイテムが表示されているページには対応関係が成り立っています。

というのは、アイテムページにデータを供給しているのがデータページだからです。

実はアイテムページというのは、最初の状態では下記画像のように空っぽです。

image

しかしここにデータが流し込まれることによって、次のように「きちんとした」アイテムページになるのです。

image

実はこのアイテムページが開かれるとき、背後では「データページにアクセスする」というプロセスが実行されており、その結果このようにアイテムの名前や価格、画像などが表示されているのです。

APIとはなに?

さてそれでは、本記事のメインテーマであるAPIとは何でしょうか?

APIとは、ここまで見てきた「データページ」のことです。

あのようなデータを「API」と呼ぶのです。

image

ウェブ開発やプログラミングの勉強をしていると、どこかでかならず「API」という言葉が出てきます。

「API開発」「APIサーバー」といったように使われたりもしますが、それらはこのようなデータを表示するページの開発や、データを表示するサーバーのことを指すのです。ぜひ覚えておきましょう。

(*なお本記事で使ったアイテムサイトやAPIは、私の書籍『Next.jsでつくるフルスタックアプリ 前編・後編』で開発するものです。興味のある方は参考にしてください)

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