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私がJavaScriptで挫折した話(+ 乗り越えた方法)【後編】

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この記事の筆者:三好アキ


🟢 専門用語なしでプログラミングを教えるメソッドに定評があり、1200人以上のビギナーを、最新のフロントエンド開発入門に成功させる。
🟢『はじめてつくるReactアプリ with TypeScript』、『動かして学ぶ!Next.js/React開発入門(翔泳社/*韓国でも出版)』著者。


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JavaScriptで挫折しました

JavaScriptで挫折したため、最終的なゴールであるReact学習に進めなかった話を前編でしました。

今回はそれを乗り越えた時の話です。

小さな成功体験

当時私はヨーロッパに住んでいたのですが、カフェの2階でぼんやりと、またいつものようにネット上のJavaScript教材を漁っていました。

いくら目を通しても、よく意味がわからないブログ記事やオンライン動画です。

しかし1つの動画が目に留まります。

Reactを使って簡単な天気アプリを作る動画でした。

作った人はたしかイギリスの方。

その人は教材を専門に作っているという感じではなく、「時間があるから作った」といったような、かなりラフなスタイルの動画でした。

私は他にすることが特になかったので、その動画に合わせてReactのコードを書き始めます。

JavaScriptの基礎知識もない当時の私には、理解できないところもたくさんありました。

しかしとにかく動画の指示に従ってコードを書いていると、Reactアプリがひとつ完成してしまいました。


「JavaScriptもわかっていない自分にも、Reactアプリが作れてしまった!」


当時の私にとってこれは衝撃的でした。

しかしこの小さな成功体験のおかげで、私は失っていたReact・JavaScript学習へのやる気を取り戻します。

ゴールに到達する道は一つではない

この時の経験から学んだのは次のことです。


︎• 「JavaScriptをマスターしてからReactに進むべき」という王道の学習ルートに従う必要はない

︎• HTML・CSSの知識だけでもReact入門はできる

︎• 教材と一緒に進めていくことができるハンズオン形式(作りながら学ぶスタイル)の楽しさ

︎• たったひとつの小さな成功体験がもたらしてくれる「やる気」と「モチベーション」の重要性


これらの「気づき」をベースに作ったものが、『はじめてつくるReactアプリ』という教材です。

この本は多くの人に受け入れてもらえ、「React入門に成功しました!」という声を今もいただきます。

しかし私が今回強調したいのは、ゴール到達への道は複数あるということです。

「JavaScriptをマスターしてからReactに進むべき」という王道・定番となっている学習ルートを、必ずしも踏む必要はないのです。

先にReactを見て、そこから戻るようにしてJavaScriptへの理解を深めていく、という学習ルートも可能、むしろ実際には「より効果的」ともいえます。

これはJavaScript・React学習だけに限りません。

高校生が志望する大学のオープンキャンパスに行くように、自分が最終的に達成したいゴール地点を先に見て、そこから今自分がいる地点との距離を測る、というアプローチは実に効果的です。

「目指しているゴール地点が実はそこまで高くない」ということに気づく人は、実際大勢います。

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