プログラミング学習のモチベーションを維持する方法(点と線の話)
2025.8.8
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この記事の筆者:三好アキ
🟢 専門用語なしでプログラミングを教えるメソッドに定評があり、1200人以上のビギナーを、最新のフロントエンド開発入門に成功させる。
🟢『はじめてつくるReactアプリ with TypeScript』、『動かして学ぶ!Next.js/React開発入門(翔泳社/*韓国でも出版)』著者。
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ネットワーク構築
勉強の喜びを味わえる瞬間、それは「つながり」が見えた時です。
「あ、なるほど。あそことここは実はつながっているんだ!」
「教科書の10ページ目と200ページ目に書かれている一見まったく関係のないことが、実は同じ原理に由来している!」
これは同一科目内でもそうですし、「数学」と「国語」、「農業」と「医療」といった異分野でも同じです。
• 知識のつながりが見え、頭の中にネットワークが構築されていくこと。
• 最初は独立して存在している「点」だったものが、「線」になっていくこと。
これは勉強をしている中で味わえる最も大きな醍醐味でしょう。
見つけられるかは私たち次第
このような大きな楽しみをもたらしてくれる「つながり」は、何が生むのでしょうか?
実は「つながり」自体は、始めから存在しているのです。
最初からすでにそこにあるのです。
私たち「受け手側」が、「つながり」を見つけられるか、見つけられないか、ということだけが問題なのです。
では、見つけるためにはどうすればいいのか?
続けることです。
勉強を続けていれば、「つながり」が見つかって楽しくなっていくのです。
そして勉強へのモチベーションが、さらに湧いてくる。
逆に言うと、継続できない人は、この「点と点がつながって線になる快感」を味わえません。
モチベーションも下がっていきます。
「つながり」の根本条件(私の体験談)
ここまで、「勉強」というフィールドでの話をしてきました。
しかし「点と点がつながる喜び」は、日常生活にもたくさんあるのです。
以下、私の実体験を紹介します。
2年前、私はポーランド第二の都市クラクフを歩いていました。
すると、ある建物の壁に大きな絵が描かれているのが目に入ります。
私は絵に特段の興味は持っていません。
しかし印象的な絵だったので、スマホで写真を撮りました。
それで満足してしまったので、別にそれ以上調べることもせず、これだけで終わりです。
その一年後、私は同じ街の美術館で、ある絵を見ました。
とても印象的だったので、普段買うことはない画集もわざわざ買ってしまいました。
そして、その画家(Stanisław Wyspiańskiという人です)の他の絵も見ました。
するとその中に、一年前に見たあの絵があったのです。
つまり同じ画家の別の絵を、私は一年前にすでに見ていたのです。
私はその画家に一度出会っていた。
しかしその「つながり」には気がつけなかった。
一年という時間が経ち、私がまだ絵というものに興味を持っており、そして画集を買うということまでしたことで、点と点がつながったのです。
些細なきっかけですが、この瞬間には実に大きな嬉しさを感じました。
似たようなことが同じ時期に複数ありました。
そして私が思ったのは、「点と点がつながる条件──より正確には、点と点をつなげるための根本条件」についてです。
先ほども書いたように、「つながり」はすでに存在しているのです。
今回の絵の話で言うと、「どちらの絵も同じ人によって描かれた」という事実は、私の意思とは関係なくすでに存在しており、あとはそれを私が見つけられるかどうかでした。
この「つながり」を見つけるための条件は「時間」です。
時間が流れたから、私の中で点が線になったのです。
つまり「つながり」を見つけ、この楽しさを感じるには、ある程度の時間の投資が必要なのです。
時の積み重ね、先に出た言葉で言えば「継続」です
勉強を続けられる人は、この「つながり」発見の喜びをコンスタントに味わっています。
だからもっと頑張れる。
一度でもこの楽しさを味わってしまうとクセになります。
なので、新しい勉強を始めた時には、ある程度は継続するようにしましょう。
小さな「つながり」が必ず見つかるはずです。
そして勉強をもっと続けられます。
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