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Server ActionsとAPI、どっちを使う?【Next.js Appフォルダ】

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この記事の筆者:三好アキ


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APIとServer Actions、どっちを使うか

現在のNext.js(バージョン14/Appフォルダ)では、Server Actionsが安定版として提供されています。

Server Actionsを使えば、APIを作らなくても、ダイレクトにデータベースとの連携やCRUD操作が可能です。

ここでAppフォルダ以前のNext.jsを使ってきた人が疑問に思うのが、apiフォルダで開発できるAPIルート(AppフォルダではRoute Handlers)と、このServer Actionsの使い分けでしょう。

それぞれのメリット、デメリット

表にすると次のようになります。

API(Route Handlers) Server Actions
特徴 汎用的 限定的
用途 データベースとの複雑な連携操作があるケース シンプルなCRUD操作が主のケース
メリット  APIを、他のアプリケーションやモバイルアプリも利用可 コードの記述量を抑え、コンパクトかつ短時間で開発可
デメリット コードの記述量や開発工程が増える そのNext.js/Reactアプリでしか利用できない

私は汎用的なアプローチができるAPIが好みですが、それぞれにメリット/デメリットがあるので、アプリの規模や目的に応じて適切なものを選びましょう。

お知らせ:新刊書リリース

2024年11月に、Server Actionsを使ってフルスタックアプリを開発する新刊書をリリースしました。

Next.js/Reactビギナー向け入門です。

2024年10月時点で最新のNext.jsバージョン15を使用しています。

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私がAPIを使っている理由

私は、最新のNext.jsを使ってフルスタックアプリを作る解説書を出しています。

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この本のリリースは2023年12月。そしてNext.jsバージョンは14を使っているので、Server Actionsはもちろん利用可能でした。

しかもこの本で行うデータベース操作/CRUD操作はそこまで複雑ではないので、Server Actionsで十分対応できるものでした

それでもServer Actionsは使わず、API(Route Handlers)を使ったのは、この本が前著の改訂版として出したものだからです。

2022年4月にこの本の初版を出しましたが、そこで使っていたのは当時の最新版のNext.jsバージョン12。Server Actionsも、Appフォルダもまだ実装されていませんでした。

そのためあの本では、apiフォルダを使ってバックエンドとフロントエンドを分離して開発し、フルスタックアプリを作ることがメインコンセプトになっていました。

同じ方針を今回のバージョン14を使った改訂版でも踏襲しているため、Server Actionsは使わず、Route HandlersでAPIを分離して設計し、そしてフロントエンドで利用するというアーキテクチャとなっています。

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(from 三好アキ/エンジニア)


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