【1秒で1,600億円の損失】Yahoo、Amazon、Microsoftが犯した初歩的ミス
2020.08.24
2021.02.10
目次

この記事の筆者:三好アキ(ウェブエンジニア)
「売り上げが伸びない」、「ウェブサイトから問い合わせが来ない」など、ウェブでお困りのお客さまの課題解決を、最新の知見を活かして行なっています。海外滞在が長く、日本語の情報が少ないJamstackやヘッドレスCMSなど最新のウェブテクノロジー、ウェブマーケティングに精通。事業について詳しくはこちらをご覧ください。
ウェブ制作の教本『はじめてつくるReactアプリ』など複数冊を執筆。本に関するインタビュー記事はこちら。
スピードが大企業に与えた損害
「ホームページを作ったけれどアクセスが集まらない。」
「以前はウェブサイト経由の問い合わせが多かったけれど、最近は数が減ってしまった。」
こんな声をクライアントの方からよく聞きますが、これらの原因は複数あるのが普通で、「ひとつ変えればすべてよくなる」というものではありません。
それでも多くのクライアントの方とお話をしていく中で共通する問題点が一つあることに気がつきました。
それは「ホームページのスピード」で、スピードを改善することで少なくともかなりのホームページで目に見える成果が表れました。
今回は表示スピードの改善が売上アップに貢献した有名な例を紹介します。
Yahoo!の事例
検索サービス大手のYahoo!では、検索結果の表示速度を0.4秒速くするごとにアクセス数が9%上昇。
Amazon.comの事例
世界最大のインターネット通販企業Amazonでは、表示スピードが1秒遅いと年間約1,600億円の利益創出の機会を損失。
ウォールマートの事例
世界最大のスーパーマーケットチェーン、ウォールマート(Walmart)ではオンラインショップのスピードを1秒速くするごとにアイテムの購入率が2%上昇。
Microsoft Bingの事例
Microsoftが提供する検索エンジンBingは、表示スピードが2秒遅くなると1ユーザーあたりのクリック数が3.75%減少、検索数が1.8%減少、4.3%の収益が減少。
FireFoxの事例
Chrome、Edgeに次いで利用者の多いブラウザのFireFoxは、ロード時間を2.2秒減少させることでダウンロード数が15.4%上昇。
参考
• https://blog.hubspot.com/marketing/page-load-time-conversion-rates
• https://infographicjournal.com/how-page-load-time-can-impact-conversions
同じ失敗を繰り返さないために
ウェブサイトで成果を上げるためには、訪問してきたユーザーに価値ある情報を提供して満足してもらうことがもっとも重要です。
しかし、どれだけコンテンツやデザインにこだわっても、スピードというパフォーマンス部分も高めないことには、ネット空間で成功するのは難しくなっています。
それはAmazonやYahoo!といったブランド力のある世界的大企業も、表示スピードでこれほどの影響を受けていることを見れば明らかです。
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