プログラミング初心者が必ずぶつかる「停滞期」の正体【学習曲線】
2025.7.1
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この記事の筆者:三好アキ
🟢 専門用語なしでプログラミングを教えるメソッドに定評があり、1200人以上のビギナーを、最新のフロントエンド開発入門に成功させる。
🟢『はじめてつくるReactアプリ with TypeScript』、『動かして学ぶ!Next.js/React開発入門(翔泳社/*韓国でも出版)』著者。
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「勉強すれば成果が出る」は本当? 初心者が陥りやすい誤解
私たちが、何かの計画を立てるときのことを考えてみましょう。
ここでは「勉強の計画」とします。
多くの人は、勉強にかけた時間に正比例して成果も積み上がっていくと考えます。
図で表すと、次図の緑の線です。
しかし実際には、このようには進みません。
学習に時間をかけても成果が出ない理由
現実には次のようになります。
時間と成果は常に比例するとは限らず、むしろいくら時間をかけてもまったく成果が伸びない時期があるのです。
それと同時に、図の後半部分で「学習成果」が急上昇しているように、あまり時間をかけなくても成果が飛躍的に伸びる時もあるのです。
これを「学習曲線」、英語では「ラーニング・カーブ」といいます。
「曲線」という言葉が使われているように、「時間」と「成果」の関係は、「1 + 1」が「2」となるような直線的・理性的なものではありません。
なぜ学習曲線が、ビギナーにとって重要なのか
私はプログラミングをビギナーに教えています。
その中で、特にビギナーがこの学習曲線について知っておくことは、非常に重要だと実感しています。
本記事の冒頭でも書いたように、私たちは何かを始める前(=頭の中で計画しているとき)には、物事はスムーズに進んでいくと考えてしまうからです。
しかし、実際には次図のようになります。
学習を進めていれば、時間をかけても成果が見えない時期が必ず訪れます。
しかし学習曲線について知っていれば、そのような一見「停滞」に見えてしまう時期も、のちに必ずやって来る「飛躍」の前触れだと考えられるでしょう。
目の前の学習に気を取られて短期的になってしまった視野を、長期的・鳥瞰的なものへとリフレッシュしてくれるのが、この学習曲線なのです。

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