勉強の楽しさ(私の体験談)
2025.8.7
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この記事の筆者:三好アキ
🟢 専門用語なしでプログラミングを教えるメソッドに定評があり、1200人以上のビギナーを、最新のフロントエンド開発入門に成功させる。
🟢『はじめてつくるReactアプリ with TypeScript』、『動かして学ぶ!Next.js/React開発入門(翔泳社/*韓国でも出版)』著者。
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日記
先日、昔書いた日記を読み返していました。
私がプログラミング初心者だったころのもので、当時の心境を思い出しました。
人生が前に進んでいる
プログラミングに限らず、あらゆる種類の「勉強」の根源的な喜びは、次の一文に集約できるのではないでしょうか。
【昨日できなかったことが今日はできるようになっている】
これは「自分が確かに進歩している感覚」、「人生が確かに前進している実感」とも言えます。
そしてこの感覚に取り憑かれてしまうと、食事を取ることも、お風呂に入ることも、映画を見ることも、友達に会うことも、すべてがどうでもいいことのように感じてしまいます。
特に私は、それ以前の長い間、人生がどうも停滞している感覚を覚えていたので、「熱中できるものがようやく見つかった」という喜びもあったのだと思います。
一度このような「ゾーン」に入ってしまえば、「脇目も振らずに」と自分に言い聞かせる必要もなく、前へ前へと進めてしまいます。
自分の内側から「やる気」がどんどんと湧いてくるからです。
プログラミング勉強特有の危険性
当時私はヨーロッパに住んでいました。
春でした。
ヨーロッパの冬はとても陰鬱なので、それがようやく終わり、ついに輝かしい春を迎えたという喜びは非常に大きいのですが、私には外に出たい気持ちがまったくありませんでした。
パソコンの前に座って勉強していることの方に、はるかに大きな充実感と喜び感じていたからです。
そのような時、プログラミング特有の危険も感じました。
プログラミングも、アプリケーションやソフトウェアを作るという「モノづくり」のひとつです。
そして普通モノを組み立てる時には、その材料を外に調達に行かないといけません。
家具ならホームセンター、料理ならスーパー、絵を描くなら画材屋といったように、「モノづくり」とは外の世界と密接に関わっているからです。
一方プログラミングでは、「材料」はすべてパソコンの中にあります。
家の外に材料を求めなくても、すべてを電子ネットワークの中から得て、その中で組み立てることができてしまいます。
「外に出る理由がない。快適で安全な自分の部屋にひきこもっていられる・・・」
こういった危険性も感じました。
近年は「自分で自分を満たせる」「精神的に自足できる」といったことがポジティブに語られます。
しかしこれも度が過ぎると、他者と外の世界とのつながりを弱めることになるので、注意することが大切です。
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