プログラミング学習の初心者によくある誤解(with 解決法)
2025.7.23
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この記事の筆者:三好アキ
🟢 専門用語なしでプログラミングを教えるメソッドに定評があり、1200人以上のビギナーを、最新のフロントエンド開発入門に成功させる。
🟢『はじめてつくるReactアプリ with TypeScript』、『動かして学ぶ!Next.js/React開発入門(翔泳社/*韓国でも出版)』著者。
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誤解は現実になる
私はプログラミングをビギナーに教えています。
すると、多くの人が持っている「共通の誤解」があることに気がつきました。
誤解とは「誤った現実理解」です。
誤ったままの認識を持ったままでいると、知らず知らずのうちに行動も誤解に基づいたものになります。
そして、誤解はいずれ現実化してしまいます。
以下、よくある誤解をいくつか紹介していくので、誤解に基づいた「避けられる失敗」を防ぎましょう。
【1】プログラミングは理系の人向け
これは私もかつて思っていたことです。
私自身、大学では文系の科目を学んでいたので、まったく理系ではありません。
しかし自分でプログラミングを始めてみると、理系の要素はほとんどないことに気がつきました。
数学的な要素も、足し算や掛け算といった、一般的な日本人であれば皆がもっている能力で十分です。
むしろ、「コードを書く」という言葉からもわかるように、「書く」に関係する能力、つまり文系の能力の方が重要になります。
関数やファイル名にわかりやすい名前をつける力、コードを読み解く力、論理的に首尾一貫したコードを書く力など、文系の人が得意としていることです。
【2】正解があると思っている
これも私自身かつて思っていたことです。
そしてプログラミングがある程度できるようになってからも、かなり長い間とらわれていた誤解です。
「コードには正解がある」と考えていると、自分の書くコードが意図通りに動いたとしても、自信を持てなくなります。
「たしかに自分のコードは動くけど、でもこれが『正しい』のかがわからない・・・」。
その結果、ネットで何度も検索をして時間を浪費してしまいます。
たとえば、東京から大阪に行く手段には複数の選択肢があります。
プログラミングにおいても、同じ動きを実現するための書き方は複数あるのです。
そして、大阪まで徒歩で行く人はほぼおらず、公共交通機関を使って行く人が多いように、その複数の書き方には「ほとんど使われない書き方」「一般的な書き方」といった区分けがあります。
どちらであるかを見分けるには、経験と知識が必要です。
しかし、どちらであっても「絶対的な正解」というものはありません。
ビギナーのうちは、「とにかく自分が実現したい動きを達成できればいい」と楽観的に考え、前に進むことを優先させましょう。
途中で挫折してすべてが終わるよりも、継続の方が重要です。
【3】教材は一回やればいい
これはプログラミング勉強に限らないことです。
教材は最低2回は繰り返しましょう。
特にビギナー向けに作られた教材(主にその分野の基礎部分を説明する教材)は一回だけやっても、頭に残っているのは半分以下です。
「繰り返し」はどうしても退屈に聞こえてしまいますが、反復学習こそ実は最短ルートなのです。
適切な教材を見つけたら、骨の髄まで味わってしまいましょう。
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